こんにちは、BreakThrough RunningClub(BTRC沖縄)です。
また期間が空いてしまいましたが、今回は鮮度高めのレース報告です!
以前にも寄稿いただいた会員さんが北海道マラソンに出場。
今回も非常に読みやすく、また詳細に書かれてるのでその情景が目に浮かびます。
ぜひご一読ください。
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詳報!北海道マラソン2024。
初出場が2005年大会28歳のとき。浪人時代の願掛けで走った大会。
記録3:45:08。
その後、何度も走るもDNF、DNSそしてBTRC入部後2回もいまだに当時の記録を抜けない。おそらく当時のような熱や願いがないのだろう。
それでも今までに一番練習をして当日の体調も良い。
スタート時、気温23度湿度83%で昨年の29度に比べると格段に走り易い雰囲気。
だからPBサブ3.5を目指す!
キロ5分を意識する。順調に10キロまでは単独走。
そこからは少し単独走が不安になったので姿勢とリズムの良いランナーの後ろをついて行く。
キロ5分をきっちり誠実に淡々と維持している彼女は素晴らしい。動きに無駄がない。
他方僕は多動型。ハイタッチしたり、愚痴ったり。さらには福のラジオを聴きながらまずは折り返しを目指す。
そこまではすこぶる順調。
ただしハーフあたりで彼女のタイムが5分10秒くらいに落ちてきたので、ここからは単独走へ切り替え。
ペースメイクをありがとう。
折り返し26キロを過ぎて新川を戻る。遠くに札幌のビル群が見える。
さー帰るぞ大通りへ。
昨年はここから一気にペースダウンしたので慎重に気合を入れる。音楽も聴き始める。
しかし案の定、30キロからペースダウン。
何度走っても30キロからの辛さは変わらない。
5分15秒あたりが続く。
道もまっすぐで緩やかなアップダウン。
一旦気持ちが切れかけたけどもなんとか持ち直す。
PBは無理でも大会PBへ目標を転換。
ここからはずーっと弱い気持ちとの我慢比べ。
支えを求めて32キロから35キロまではブラインドランナーにしばらくついていく。
伴走者が彼女にかける言葉が隣にいる僕にも沁みてくる。。。
「まだまだ粘れるよ」「あきらめない」でと。
でも僕にはその言葉が長続きしない。結局、置いてかれる。
ここから最後まで彼女らについて行けばサブ3.5だったと思う。我慢できない。
そこからは給水でも何度か足を止める。どんどんと落ちていき6分台へ。
それでも大会PBとサブ3:40が見えてきたので残り4キロの北大構内は我慢我慢。
北大のポプラ並木は影もあって風の音が心地よい。
音楽を一旦止める。
風が吹いている。風が応援している。私は風になる♪
北大を出て残り2キロ。
前方で歩き始めたランナーの背中に手を添えて頑張れと励ます。
そうして背中越しに感じる走り直す足音が僕の励みにもなる。
人を励ましているつもりが自分が励まされている。
旧道庁、赤レンガを抜けて最後の一直線。
今回はまっすぐに走れた。
ど真ん中をゆっくりゴール!
3:38:10。
大会PBにしみじみと満足し始める。
体調もすこぶる良い。
今日は久々に飲もう。
47歳が28歳に勝ちました。
それで十分に満足。
この気持ちを忘れずに堕落せずに明日からまた大切に過ごそうと思う。
サウナに行って、ストレッチして、すすきのを歩く。
足の軽快さに何より成長を感じるし、翌朝には憧れの大通り公園疲労抜きジョグができた。この秋冬のレースにつながる良いレースだった。
ゴール後の恩人との再会が励みになる。
また来年もくる。
そうして自分の成長と衰えを確認しよう。
「長者能贏得年輕人嗎?(初老は青年に勝てるのか?)」
【道具メモ】
①靴:asics Noosa TRI15
2年ほど履いている廃番の新品を今大会デビュー。
履き慣れている安心感と新品なのでクッションも柔くて抜群だった。
今後は本番にはできるだけ履き慣れたモデルの新しい靴で望もうと思う。
②補給
前夜は鰻重でカーボローディング。
定番になっていて腹持ち良くて軽い。
当日は4時半に起床してモルテン500を少しづつ飲む、相変わらずまずい。
どん兵衛/アミノ酸ジェル
スタート30分前にバナナ半分10キロエナジージェル。
20キロモルテンジェル。
30キロジェル。
38キロカフェイン入りジェル。
この流れは良かった。エネルギー切れはなかった。
脱水症状を防ぐためにもスポーツドリンクも適度にとれた。
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