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執筆者の写真RunningClub BreakThrough

クラブ初!国際ランナー誕生!!

更新日:4月5日

こんにちは、BreakThrough RunningClub(BTRC沖縄)です。



いつものことながらご無沙汰していて、これからの意気込みを書いても達成したことないのでやめにします。笑



さて、だいぶ鮮度の落ちた話になってはしまいますが、2月に開催された別府大分毎日マラソン(通称 別大)でクラブ初の国際ランナーが誕生しました!!



国際ランナーとは、女子の国内大会で唯一標準タイム(3時間7分以内)をクリアしたランナーにしか出場資格が与えられない大阪国際女子マラソンの標準記録を突破した方のことを言います。



今回、その国際ランナーからのレースレポートを頂いたのでご紹介させていただきます。



ーーーーー


第72回

別府大分毎日マラソン大会



1.別府大分毎日マラソンについて


・開催日:令和6年2月4日(日)午後12時スタート

・開催地:大分県(別府市・大分市)

・フルマラソン(公認レース)

・参加基準

  カテゴリー1(陸連登録者、マラソン2時間半以内)

  カテゴリー2(陸連登録者、マラソン2時間55分以内)

  カテゴリー3(陸連登録者、マラソン2時間59分以内)

  カテゴリー4(マラソン3時間半以内) ※抽選

・コースやレースの特徴:平坦、スタート位置が番号順に決められており事前に場所取りする必要がない、タイムを狙っている参加者が多く緊張感がある

・当日の気候:曇り、気温8.5、湿度93%、風0.9m


別府大分毎日マラソンの紹介


2.事前準備


大阪国際女子マラソンの参加資格タイム3時間7分(4’25”/km)を目指して準備しました。

それまでの自己ベストは、令和5年3月の名古屋ウィメンズで出した3時間16分台(4'38"/km)で、これまでのようにただ楽しむのみではなく、戦略的に練習を組み立てなければ達成が難しいと感じていました。


練習は、目標に向けて追い込みすぎて大好きなマラソンを嫌いになりたくなかったので、基本「楽しむ」、たまに「頑張る」を意識し、「頑張る」練習は週に1、2回のポイント練習行うといった感じです。


秋頃まではインターバル走をメインに、秋頃以降はペース走、ビルドアップ走や変化走など

BTRCの練習などを利用しながらやっていました。特にインターバル走はこれまで継続的に取り組んだことがなかったので、練習を重ねるごとにスピードが上がっていることを実感。


月間は平均で250〜270km程度で、ポイント練はそのうち30%ぐらいでした。


【BTRCコーチからの指導ポイント】

・前ももを使わないようなフォーム改善

 →日々のjogでドリルや筋トレをする、動画で自分の走りを撮って分析する

・練習にメリハリをつける  →日々の練習では「疲労抜き」「ポイントに向けた調子上げ」など目的を持って取り組む

・ネガティブスプリットを狙う  →12月のNAHAマラソンで30km以降にペースを上げるようにして走る

・ネガティブスピリットがあること  →日々のイメトレやポジティブな言葉を使う、定期的に「いける」と励ましてもらう。  (おかげ様で豆腐メンタルから島豆腐メンタルぐらいにはなっていました)



マラソンを走る女性



3.レース当日


朝起きると前日の雨も止んでおり、まさにマラソン日和でした。


前日に買っていた味噌汁と図太い恵方巻を食べてカーボローディング!

体調は良く、足も軽く、「今日はいけるぞー!」と意気込む。


会場に着くと東京のナガソエ練習会のメンバーや福岡のラン仲間に会うことができ、テンションが上がり、緊張が少し緩みました。ただし、言ってもメンタルは豆腐なので、抑えきれない不安から、道を聞くふりをして色んな女性ランナーに話し掛けちゃったりしました。レース前に依存性が高まってナンパまがいのことしちゃうのってあるあるなんでしょうか。


目標は「帰ってきた後に『もっとできた』がないような走りをすること」。心の中で何度も唱え、スタートまでの時間をどきどきしながら過ごしました。



別府大分毎日マラソンの立て看板


4.レース前半


12時に号砲。


後ろの方に整列していた私は、38秒遅れでのスタートとなりました。

今回の作戦は、少しでも意識が削がれるのを避けたかったので、同じペースの人を見つけて時計を見ずにひたすらその人についていくというもの。


前半の下り基調を使い、スタートの遅れを取り戻そうと4’20”/kmで走っていたところ、男性の方が私の前にきてくださいました。しかもチラチラと後ろを確認したり、ハン

ドサインをしてくださったり。


なんだなんだと思っていると、男性の方から「これぐらいのペースで大丈夫ですか?」と声を掛けてくださいました。いや、もう神ですか・・・と心の中では叫んでましたが、息も絶え絶えな私は、絞り出す「はい、大丈夫です」しか言葉にできませんでしたが、無事一緒に走ってくださる方が見つかったことにホッとしました。


また、その後、同じペースで走っていた女性の方もご一緒することになり、3人でのフルマラソンの旅がスタートしました。女性の方は3時間5分切りを目指しているとのことで、「この人についていけば目標達成できる」と心強く思ったことを覚えています。


ちなみにこの女性の方は、言葉掛けや表情がとにかくポジティブで明るく、「30kmまではJog Jog♪」、「大丈夫」等という言葉に何度励まされたことか。もちろん私にとってJogなはずはなく、ただのしんどいレースペースでしたので、足を前に進めることだけに集中して、ひとまずハーフをクリアしました。


マラソンを走る女性


5.レース後半


ハーフを過ぎてじわじわ感じる「なんかヤバい」感。

ふと時計の心拍を確認してみると「190」の表示。


ひとまず見なかったことにしました。


25km地点で男性の方が離脱し(怪我明けだったそう)、女性の方とほぼ二人旅になりました。ここからがしんどかった。


特に30km以降は向かい風になり「我ここまでか」と何度も思いましたが、この大会に出るまでにチームや職場など色んな方々のサポートがあったことが走馬灯のように巡り(死ぬ前か)、後悔する走りだけはしないと心に決め、女性の方についていくことだけを考えて走りました。


すると、ふとした瞬間に楽になる時もあって、あれはなんなんでしょうか…。とっても不思議な感覚でした。


そうこうしているうちに35km地点を過ぎ、追い風に。あと7kmと思うと心も一気に楽になりました。


「これならいける!」


と勢いづいたところで、まさかの女性の方がスピードアップ。1km過ぎた地点で手元のラップタイムは4’10”/kmを刻みました。


ひとまず見なかったことにしました。


またもや「ここまでか」と思いましたが、女性の方から「あとは(周りを)抜くだけ、楽しい!」と笑顔で言われ、なんだか心が一瞬ふわっとしました。


自分も「楽しんでいる」と確かに感じた瞬間でした。


私は多分、しんどい時に人から声を掛けられて楽しく感じる瞬間というか、心で繋がっている感覚というか、そういう瞬間がたまらなく好きで、マラソンを続けているんだなあ、なんて大それたことを考えているうちに38km地点まできていました。ここで諦めるとタレ

タレおばさん祭りになるのは目に見えてたので、とにかく1kmでも長くゴールまで連れて行ってもらおうと頑張りました。


マラソンを走る女性

40km手前で少し遅れましたが、あと2kmは気持ちで乗り切り、無事ゴール。

女性の方もPBだったらしく、思わずハグしちゃいました。


とっても嬉しかったな〜、レース後のハイボールも最高だったな〜。


打ち上げで食べたカニ鍋


6.まとめ


結果は、グロスタイム3:03:48(ネット3:03:10)


目標を達成できたのは、自分の課題を明確化して対策を練ったこと、そしてそのために

りの力を借りたことに尽きると思います。


支えてくださったBTRCのコーチを初め、いつも楽しくランニングを継続させていただいているチームメイトなどには感謝の気持ちでいっぱいです。


当日は寒い中、給水のサポートや応援をしてくださり、周りのおかげで走れていることを実感しました。


これからも楽しくマラソンを続けたいと思います。ありがとうございました。


マラソンのタイム

マラソンの完走タオル

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